Q6.
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SUPER OIL 21を添加したら、以前より黒煙が多く出るようになったが?

A6.
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 ディーゼルエンジンの場合、黒煙がでる理由は複雑でいろいろな原因があります。
黒煙が出ると云うことは、基本的に爆発のタイミングのズレを起こして不完全燃焼を起こしていると云うことですから、主に下記の項のような燃料系統に不備があると思われます。

(1) SUPER OIL 21を添加した時、通常のオイルとSUPER OIL 21を混合したオイル量がオイルパン容量を越えていると、余分な量のオイルが燃焼室に入りやすくなり、それが燃料と混ざり不完全燃焼を起こして、黒煙が出る。

(2) エンジン内部のカーボン等の不純物がかなり多く堆積しており、それが燃えている。

(3) エアーフィルターがかなり汚れていて、目詰まりしている。(酸素不足)

(4) 噴射ポンプや燃料タンクに水が溜まっていて、燃料と一緒に燃焼室に供給されている。(燃焼効率低下)

(5) 噴射ノズルがカーボンやスラッジで汚れていて詰まっている。(燃料供給ムラや旨く霧状にならない。)

(6) 噴射ポンプや噴射ノズルの内部摩耗

(7) 燃料フィルターの中に水が溜まっていたり、カーボン、スラッジ、サビで汚れていて詰まっている。(燃料供給量不足)

(8) 水抜き剤等の使用により、水が燃焼室に供給されている。(一過性)

(9) 粗悪燃料の使用、燃料を給油の際に潤滑油が混入した。

粗悪燃料:軽油の代わりにA重油を使用したり、灯油に潤滑油を少し添加して軽油の代わりに使用する違法行為がまれにある。

 

対応策6

(a) (1)の場合、オイルを0.5〜1L(普通車の場合0.2〜0.3L)ぐらいオイルパンから抜くと、オイルが燃焼室に入らなくなり、爆発が正常になり黒煙が出なくなる。

(b) (2)の場合、SUPER OIL 21の添加により、エンジン内部を徐々に洗浄して行きますので、時間経過と共に黒煙の量が減少します。

(c) (3)の場合、十分な吸気が行われないために、爆発が十分に行われずに不完全燃焼を起こしています。エアーフィルターを交換すれば直ちに黒煙はほとんどでなくなります。

(d) (4),(5)の場合、燃料が異常なタイミングで噴射されていますので、噴射ポンプや燃料タンクの水を抜いたり、噴射ノズルのカーボン等の汚れを除去します。
 これが面倒という場合は、弊社の”スーパーフレッシュ”を燃料タンク200L当たり1Lを添加して下さい。これだけで、噴射ポンプの水はもちろん、噴射ノズルのカーボン等の汚れも除去します。

(e) (6)の場合、噴射ポンプや噴射ノズルの交換または修理。

(f) (7)の場合、燃料フィルターを交換する。